本格的なテレワークとジョブ型管理の導入
明けましておめでとうございます。
本年も引き続きBPデザイナーズブログをよろしくお願い致します。
昨年は「コロナ」と言う言葉(正しくは新型コロナ)に振り回された1年だったと思います。
緊急事態宣言が発令され、多くの会社ではテレワークを急遽導入されたと思います。
テレワークを導入しなくても、オンラインの会議等は日常にはなっていないでしょうか。
BPデザイナーズでもテレワークを導入し、出勤は2割となっています。
セミナーも会議もそして営業もオンラインで、働き方が変わったというのもそうですが、
人との接し方が180度変わったような、そんな世の中になったような感覚です。
年末の挨拶回りもほとんどがオンラインでした。
そんな中でもお会いした方も何人かおられまして、人との温もりに飢えているのか、
非常に会話がはずみ盛り上がりました。
そう考えるとこのオンラインの世の中は人と接することに取って変わったものではなく、
やはりあくまでも代替手段なのではと思います。
但し、オンラインの方が良い面も見えたとも思います。
例えば、会議等はとても簡潔になっていると思います。これは実感されている方は多いのではないでしょうか。
オンラインの会議は基本的には話題がずれて行きませんし、堂々巡りにもなりません。
またコンサルティングをする際の業務のヒアリングに関しても、
BPECはそもそも画面を見ながらヒアリングをしますので、ヒアリングの対象者が画面に集中してくれるので、
これも非常に効率的なヒアリングになっています。
もちろん、移動しなくて同等の成果が得られるのであれば、移動時間の削減にもなりこれもメリットです。
オンラインの挨拶回りでも、多くの会社の方が自宅から対応していただけました。
弊社の取引先ではテレワークが当たり前になっているみたいです。
また、何カ月も出勤していないという方もいらっしゃいました。
テレワーク導入のひとつの壁が、テレワークの環境です。
パソコンはもちろんなのですが、家のネットワークやセキュリティや紙の問題。
個人情報などの取り扱いで持ち帰りが可能なのかどうかが議論されるところです。
これらをクリアすると取りあえずはテレワークの環境は整うのではと思います。
しかしそれ以外にも自宅の環境もあるかもしれません。
小さな子供がいるとか、近所で工事をやっているとか、
また、家にいると洗濯物の取り込みを頼まれたりとか、なかなか仕事に集中できない環境かもしれません。
ここに関してはサテライトオフィスを導入している会社もあるでしょう。
そうしてテレワークにはもうひとつの問題があります。
それは仕事の管理です。
例えば、会社に居れば自分の仕事が終わったとして、それを埋めるために何か仕事を探してするかもしれませんが、
自宅なら自分のやるべき分が終わればそれで終わりです。
本当は仕事とはそういうもので、与えられた仕事や自分のやるべき仕事が終わったのであれば、
早くやろうが遅くやろうがその人の問題となりますが、
法的には裁量労働でない限りは時間を管理しなければなりません。
もちろんオーバーワーク分は残業代を支払わなければなりません。
そこで弊社では以下のような取り組みをしております。
まずは勤務時間を朝の6時から夜の10時までの7.5時間とします。
ちなみに夜の10時から翌朝の5時までは割増賃金となりますので6時-22時としています。
つまり朝6時から朝10時まで4時間働き、夕方の6時から夜の9時半まで働いて1日分としていいことになります。
稼働している時間は共有のスケジュールに記載します。これが時間管理です。
次は作業内容の管理です。
BPECで全員の業務を棚卸して、それをベースに月報を作成して1か月の予定と実績を記入します。
大切なのはこの月報を見て管理者が、業務内容の妥当性をチェックしてフィードバックすることです。
またBPECの分析レポートに取り込むと、個人の稼働の状況をビジュアルに確認することもできます。
今はまだ実験段階で、いずれはジョブグレードを設定し業務記述書から月報を作成し
評価につなげるようにもしたいと思います。
多分今は、誰がどのような業務にどのくらい時間をかけていて、
それが妥当なのかどうかわからない状況にある会社が多いのではないでしょうか?
このような取り組みにより、テレワークを本格的に導入し業務を管理することが可能になると思います。
多くの会社がテレワークを本格導入する以上、ジョブ型管理は避けられないのではないでしょうか。
ハリー
■BPEC Prject V5.0
簡単に短期で業務を可視化して、問題を抽出するツールです。
システム導入の際に、システムベンダーに要望を伝える上でも一度お試しください。
商品詳細はコチラ
■業務改善メールマガジン
次回のメールマガジンは、課題解決シリーズ『効率的なRPAの導入』を配信予定です。
もう多くの会社でRPAは導入されていると思いますが、いまだに「効果が見えない」と言う言葉が聞こえてきます。
どこの会社でもRPAが属人的な業務改善になっており、Aさんだけが喜んだ状態になっていないでしょうか。
実際にあった効率的なRPA導入の事例の話をしたいと思います。
ご覧になりたい方は下記よりご登録をお願いします。
メールマガジン登録
BPデザイナーズでは各種セミナーや体験会も開催しております。
ご興味があれば下記よりお申込みください。
BPデザイナーズ各種セミナー
- 最新Blog
-
2022年12月15日(木)
景気の波から学ぶ
景気の波というのは一定の波形で浮かんだり沈んだりしています。 有名な景気循環論として4つの循環があります。 【キチン循環】 短期波動で在庫変動が起因によって起こ…
-
2022年11月17日(木)
プロセスマイニングの落とし穴
緊急事態宣言も解除され、コロナ禍も落ち着きを見せてきたかのように思える昨今 企業や、そこで働く人々のあり方には大きな変化が求められている。 働き方改革、DX、ニ…
-
2022年10月26日(水)
オンラインな世の中を想像してみる
先日、いつも行く飲食店に行きました。 行く道中にいつも混雑しているお店があり、 行きつけのお店も席があるかどうかが新型コロナウイルス蔓延前の話でした。 しかしな…
- メルマガ登録
-
BPデザイナーズでは、業務改善に関する事例やポイントを解説するメルマガを発信しています! 登録はこちら