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胡散臭くないBitcoinの話

《巷を再び賑わすビットコイン》

最近ビットコイン(Bitcoin)という言葉が再び注目され世間を騒がしている
※今回のブログは少し気軽なテーマとなります

今から約4年前の2017年12月、1ビットコインの価格が200万円を超え、メディアを騒がせていた時期があった

580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」がハッキングにより盗難されたCoincheck事件など記憶にあるかと思う

実はその後2019年1月には約35万円まで暴落し、次第に話題にすら上らなくなってきていた

それから大衆向けニュースの外で、ひっそりと暴騰・暴落を繰り返し、ここへきて2017年12月の仮想通貨バブルと言われた時の約3倍の価格にまで到達していることから、再び話題に登ってきている状況だ

※出典:tradingview 日本の暗号資産取引所bitFlyerのチャート

2021年2月現在の最高値(図のC)は約600万円を超えたところにあるが、ここまで高騰する現状を底値35万円をつけていた2019年1月(図のB)に予測できていた人はいたのだろうか?(図のAはCoincheck事件の1ヶ月前)

ちなみに執筆時点では、ビットコインの時価総額は100兆円を超えている(時価総額は1単位あたりの単価✕発行量)

通貨時価総額ランキングでみると世界第14位である

※出典:fiatmarketcap.com

またビットコイン以外にも暗号資産銘柄は沢山あり、現在確認できるだけで8,500種類を超え、暗号資産全体の時価総額にすると160兆円を超えた規模にまで成長している

ビットコインの価格推移の話に戻すと、底値から今の高値が予測ができてかつ投資資金があれば理論上は約17倍もの資産を手にすることができているわけだ

しかし、なかなかそれを予測し底値で仕入れることは難しいだろう

実際に35万円の底値の時期には市場は「電子ゴミ!、使いみちゼロ!、詐欺!」という声で溢れかえっており、ビットコインと一言口にすればたちまち蔑んだ目でみらることが多かった

しかし今はどうだろう

「ビットコインすごい!、あのイーロン・マスクが買ったらしい!」という声、「やはり胡散臭い、どうせすぐに暴落するよ」という声、様々入り混じっている

単純に価格が落ちればまたDisられ、価格があがればRespectされる

世の中そんなものだ

大事なのは周りの雑音ではなく、何が本質なのかを見極める目と頭脳を持てるか?という点、それと捉えた本質を自分に活かせるか?という点の2つだと考える

これは何事に於いてもそうだ

《ビットコインとは何か?》

ではビットコインとはそもそも何なのか

それは仕組みの仕様、歴史的な背景、実績など、多様な側面で説明される

私の知識、経験の中でブレスト的に列挙してみる

ビットコインは…

・ブロックチェーンという技術でできている
・インターネット上で簡単に価値を送ったり受け取ったりできる仕組みである
・全ての取引がインターネット上で誰でも検索できる
・誰にも改ざんできない仕組みである
・非中央集権的で自律的な仕組みで動いているため国家ですら直接介入できない
・Satoshi Nakamotoという匿名の人物(チームの噂もある)が発明した
・2009年1月3日から稼働しており一度もシステムダウンしたことがない
・2010年5月22日に初めてアメリカで1万BTCを使ってピザ2枚が注文された
・現代貨幣と違って、総供給量が2100万枚と予めプログラムされている
・10分毎に新規発行され、最大供給量の2100万枚に達するのは2140年頃とされている
・約4年に一度、新規発行量が半減されるインフレ率抑制策がプログラムされている
・供給量の1枚を1BTC、少数点以下第8位を1satoshiという単位で管理される
・1satoshi単位で動かせる
・各国の暗号資産取引所で法定通貨とビットコインを交換できる
・価格変動(ボラティリティと呼ばれる)が株や金など、他の資産クラスより大きい
・未来の貨幣として世界中で期待され初めている
・各国の中央銀行が規制・監視を強めている
・法定通貨のインフレが進む国や地域で新しい法定通貨としての採用が検討されている

上記色々な観点で捉えることができるが、ビットコインをざっくりまとめると「貨幣の三大機能である①価値の保存機能、②交換機能(決済機能)、③価値の尺度機能をサイバー空間でより民主的・効率的に取り扱うようにできるようにしたもの」といったイメージになる

《本質は何かを捉えて行動した人たち》

今ビットコインによって巨額の富を獲得している人が確かに存在している

その多くは、ビットコインが生まれてまだ価格もついていないような頃からせいぜい数百円の時代に今では考えられないような数量を手に入れることができたギークと呼ばれるような技術オタクたちである

そしてもう一つの人種が底値付近の2019年1月〜暴騰前の2020年秋位までに買い集めていた人たちであり、多くはいわゆる機関投資家たちである

もちろん中には個人投資家も沢山いる

実際に筆者の知人で底値付近で40BTC購入している人がいた

アメリカ在住のその知人はビットコインをこのように捉えており、3年以上も前から常々筆者に力説してくれていた

・ビットコインの仕組みを知っていれば4年サイクルで暴騰・暴落を繰り返し、価格の長期トレンドは右肩上がりになるのは必至だ
・最近VISAやPayPalなど大きなプレイヤーがビットコインでの決済サービスを取り扱うようになってきた
・世界最大の投資会社であるブラックロック社を初め、様々な大企業がビットコインを保有し始めている
・2017年仮想通貨バブルでは個人投資家の時代だったが今は機関投資家や大企業がこぞってビットコインを買い集めている
・MicroStrategy社が開催するビットコイン保有を検討する企業向けセミナー(保有、規制順守、会計処理などのノウハウ)を開催して1400社/日が参加している
・「我が社はビットコインを買う」と言えば株価が上がり「我が社はビットコインなど買わない」と言えば株価が大暴落する時代になった
・コロナの影響で米ドルのインフレ懸念が非常に強く、米ドルだけで資産持つのが怖い(毎日食べているサンドイッチが倍の値段になった)
・法定通貨のインフレリスクに対し、ビットコインは政府の介入ができない民主的な貨幣であり安全度がましてきている、世界金融にも影響力をもつようになってきている

彼はビットコインが現代貨幣の問題点を解決するためのものであるということを理論としても時代感としても実感としても把握してビットコインを保有していた

今はまさにビットコインが世の中に浸透し始めていて、そして国を揺るがすようなテーマをももたらし初めている時代になってきた

インターネットが出てきてまだGAFAなどのビックテックがなかったころ、出始めてきたころの時代感に今は似ている

私の知人はいわゆるイノベーター理論でみると、イノベーターからアーリーアダプターにあたる先進的な人物だろう

そんな彼に3年前から興味深い話を聞けて私は本当にラッキーだと心底思うが、今、私はビットコインを1枚も持っていない

行動は大切である

Sherpa

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